声の職業をするなら知っておきたい声の病気

声の病気は、一般的にのどの部分や呼吸器系に何かしらの症状が出ることで、症状や病気になる事があります。

こちらでは、主に声に関係する病気の情報をまとめ、声優や歌手を目指す人達で、何かしら声に違和感を感じた時に活用して貰えるようにするための情報集を目指します。

なお、該当する項目の有無を問わず、調子が悪いと思ったら、早急に病院(耳鼻咽喉科:じびいんこうか)に行って下さい。早く病院にかかった方が、早く治って、結果として長く声に関わる仕事が出来ると思います。


<声帯炎(せいたいえん)>
○症状:声帯に炎症が生じて、声が出なくなる症状。急性の場合は、のどに悪影響を与えるたばこやお酒などにより、声帯に負担をかける場合にも発症する事がある。
○見られる症状:
・のどの痛み
・食べ物が飲み込みづらい
・声がすれて話しづらい
・発熱
・たんが絡む
○治療方法:
・一般的には一週間安静にしていると治りますが、慢性になると1ヶ月以上かかる可能性もあります。また、症状が悪化してポリープのというものが声帯に出来た場合は、手術で解決するしかない場合もあります。
・自然治ゆよりも違和感を感じたら早めに耳鼻咽喉科(じびいんこうか)に行き、処置して貰うのが一番良いでしょう。


<咽頭炎/咽頭痛(いんとうえん/いんとうつう)>(引用:Wikipediaより)
○症状:咽頭炎/咽頭痛(いんとうえん/いんとうつう)の原因はウイルス性疾患(ういるすせいしっかん)と言われており、ほぼ良性疾患(りょうせいしっかん)で死に至ることは無いが、悪性疾患(あくせいしっかん)では死に至る事もあります。
○見られる症状:
・感染性疾患(かんせんせいしっかん)
・腫瘍(しゅよう:喉頭癌(こうとうがん)、咽頭癌(いんとうがん)、悪性リンパ腫(あくせいりんぱしゅ)など)
・自己免疫性疾患(じこめんえきせいしっかん)
・カラオケのし過ぎで喉を潰す
○治療方法:
・喉に違和感を覚えたら、早急に耳鼻咽喉科(じびいんこうか)に行って、処置をして貰って下さい。
・症状が悪化している場合は手術も必要


<声帯結節(せいたいけっせつ)>
○症状:声帯結節(せいたいけっせつ)は慢性咽頭炎(まんせいいんとうえん)の一種で、声帯に出来る炎症のこぶの事を言います。慢性的に声帯を刺激することによって粘膜が厚く硬くなり、粘膜が浮腫状(ふしゅじょう)に腫れたり線維化(せんいか)します。声帯結節も声を使う職業で良く見られる病気です。
○見られる症状:
・感染性疾患(かんせんせいしっかん)
・腫瘍(しゅよう:喉頭癌(こうとうがん)、咽頭癌(いんとうがん)、悪性リンパ腫(あくせいりんぱしゅ)など)
・自己免疫性疾患(じこめんえきせいしっかん)
・カラオケのし過ぎで喉を潰す
○治療方法:
・喉に違和感を覚えたら、早急に耳鼻咽喉科(じびいんこうか)に行って、処置をして貰って下さい。
・症状が悪化している場合は手術も必要


<声帯ポリープ(せいたいぽりーぷ)>(引用:Wikipediaより)
○症状:人間の声は声帯という器官を振動させて声を出しています。しかし、声帯に与える激しい刺激や炎症(例:喉を使いすぎる)によって、粘膜上皮下(ねんまくかひか)に出血が起きてしまいます。粘膜上皮下(ねんまくかひか)の血管が破れることで、血腫(けっしゅ)が出来ます。この血腫(けっしゅ)を声帯ポリープと呼んでいる。声を出さないように安静にしていれば治癒する場合もあるが、手術で切除しなければ治らない場合もあります。
○見られる症状:
・声枯れ(声が擦れる)
・音域の変化
○治療方法:
・声を出さない
・手術による声帯ポリープの切除(一番早く治る手段と考えられる。)
○予備知識:
・声優や歌手の場合、声帯ポリープの切除で声が変わってしまう可能性があるため、手術を抵抗する人も見受けられるが、声が出せなくなるよりは、商売道具の声が多少変わっても、技術でカバーすれば補える部分も有ると思うので、早めの手術で治療した方が好ましいでしょう。


<痙攣性発声障害(けいれんせいはっせいしょうがい)>(文章提供:一般社団法人SDCP発声障害患者会)
○症状:声を出そうとすると自分の意志と無関係に声帯が異常な動き方をしてしまう。大きく3つのタイプに分類される。
・内転型:最も患者数が多いタイプ。声帯が過度に内側に閉じようとするため、声が詰まったり震えたりして、締めつけられて絞り出すような声になる。
・外転型:声帯が外側に開いてしまうため、息漏れ声、かすれ声になる。
・混合型:上の2つの症状を併せ持つ。
○治療方法:勝手に「閉じよう」または「開こう」とする声帯をいかに閉じ過ぎないよう・開き過ぎないようにするかを意図した対症療法が中心となる。
・ボツリヌムトキシン注射:ボツリヌムトキシンを声帯筋(せいたいきん)に注射することにより、声帯筋(せいたいきん)が一時的に麻痺・脱力し、症状が消える。効果は平均2~3ヶ月だが個人差がある。
・甲状披裂筋摘出術(こうじょうひれつきんてきしゅつじゅつ):閉じようとする声帯筋(せいたいきん)《甲状披裂筋(こうじょうひれつきん)》を手術で摘出(てきしゅつ)する。全身麻酔下で行う。
・甲状軟骨形成術2型(こうじょうなんこつけいせいじゅつにがた):喉頭の軟骨を縦に切開(せっかい)し、閉じようとする声帯を左右に広げ、チタン製の器具で固定する。局所麻酔下(きょくしょますいか)で声を出しながら広げる幅を調節する。
・音声訓練:喉頭の過緊張が起こりにくい発声法などの訓練が行われる。
○診断・治療の現状:
症状のよく似た機能性発声障害、過緊張性発声障害、心因性発声障害などがあり、その複数を併発しているケースもある。そのため、複数の治療法を試すことで改善するケースもある。
さらに詳しく知りたいかたは患者会サイトの「声の病気と向き合うために」を参照。


病気については随時追加していきます。(ポリープ様声帯、咽頭肉芽腫、声帯麻痺/咽頭麻痺、声帯萎縮、声帯溝症、失声症、失語症、ヒステリー球、機能性発声障害、職業性ジストニア、咽頭癌 等)


<喉の病気を知るのに便利なサイト>
・メディカルiタウン
http://medical.itp.ne.jp/byouki/md-nodo/
医師による病気についての記事が掲載されていて、日本のインターネットサイトでは信頼性が高いと思われます。

・MEDLEY
https://medley.life/
医者の方が書いた病気についての情報が見られるサイトです。ちょっと内容は難しめになっています。


<喉の病気かな?と思った時にお勧めの病院>
・新宿ボイスクリニック
http://voiceclinic.jp/s/
声帯ポリープ、反回神経麻痺などで定評あり。痙攣性発生障害も対応。

・e-Voice Clinic
http://voiceclinic.jp
声に関する治療の紹介サイト

・神尾記念病院
http://www.kamio.org/
耳鼻咽喉科で評判の良い病院です。耳鼻咽喉科の症状の情報も豊富です。


<ジストニアの疑いがある場合に診て貰うと良い病院>
・国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター病院
http://www.ncnp.go.jp/hospital/
初診では受けられません。(要紹介状)
→紹介状は近所の耳鼻咽喉科で発行して貰い、病院に行って下さい。


<ジストニアと診断された場合>
・東京女子医科大学脳神経外科
http://www.twmu.ac.jp/NIJ/column/dynamic_disorder/dystonia.html
世界的にも高度な手術を受けられることで定評あり。

・新百合ヶ丘総合病院
http://www.shinyuri-hospital.com/
東京女子医科大学で手術が必要と判断された場合に、手術を受ける時の病院。国内最先端の設備で手術が受けられます。


<同じ病気にかかった時のコミュニティ>
・NPO法人ジストニア友の会
http://www.geocities.jp/dystonia2005/dystonia.html
ジストニア総合の患者団体

・一般社団法人SDCP発声障害患者会
http://sdcp.bumi2.com/
痙攣性発声障害(けいれんせいはっせいしょうがい)など声の病気の患者団体


随時、病気や病院、関係団体に関する情報は増やしていきます。